2012年06月03日

世界最古の土器は、日本か中国か。

私は以下の中国から出土した土器の年代に関して、後述の三点において、その信憑性を疑わしく思っております。


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【湖南省道県玉蟾岩遺跡】
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<世界最古1万8000年前の土器発見…中国・湖南省>
(2009年6月3日23時29分 読売新聞)

中国湖南省の洞窟(どうくつ)で世界最古となる約1万8000年前の土器が発見された。

当時は、最後の氷期がピークに達していた寒冷な時期。土器製作は氷期のピーク後、
徐々に暖かくなる中で生活の場を広げた人類が始めたとする従来の見方を覆す発見だ。

米ボストン大学や北京大学などの国際研究チームが米科学アカデミー紀要の最新号に発表した。

これまでに青森県やロシアなどで1万数千年前とされる土器が発見されているが、
古い土器の年代分析は難しく、年代値の信頼性などで議論があった。

今回は40以上の試料をもとに正確な分析を行い、日本やロシアの土器よりも少なくとも1500年以上古いことが分かった。土器製作の南中国起源を裏付けるという。

研究チームは2005年までの発掘で、土器2個以上に相当する多数の破片を発見。
復元された土器の一つは、高さ約30センチの円すい型と推定されている。

年代は、土器片に付着した有機物や地層中の炭、動物骨を材料に、 放射性炭素の含有量を調べて決定した。

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その理由の一つは、中国は歴史を捏造しても恥じない国家だということです。

(国民党の工作員として『戦争とは何か』を書き、南京大虐殺をデッチ上げたティンパリーの事例を見るまでもなく、中国は欧米人を道具として使い、その虚偽に真実味を加えることぐらい朝飯まえですから)

中国共産党としては・・・縄文土器の方が古いという歴史は、絶対あってはならないことですから、金銭(研究費用の拠出など)で動く、曲学阿世の欧米の研究チームを捏造に加担させることぐらい容易いことだと思っています。

中国にとって、歴史や考古学とは真実を追求するものではなく、国益のために利用する道具なのです。それが証拠に中国は、南沙諸島において、古代中国の出土品を意図的に海中に投じて偽装工作し、「この海域は古代から中国の領土だった」という恥知らずな主張をしています。


中国にとっては、「古代において、日本に文化を伝えた」というこの一点だけは、対日カード(永遠に日本人に恩を植え付け、常に上下関係を意識させ、対日関係を優位なポジションから進めるためのアイテム)として絶対に譲ることのできない事柄なんです。


記事によれば、「年代は、土器片に付着した有機物や地層中の炭、動物骨を材料に、放射性炭素の含有量を調べて決定した」とありますから、彼らなら意図的に「土器片に付着した有機物」や「地層中の炭、動物骨」をコンタミネーションすることぐらいやりかねません。

参考【コンタミネーション(汚染)・・・試料の採取を行う際、他の年代のものが混入する可能性がある。汚染除去作業内容が、測定精度を左右している。】



ふたつ目は、その測定方法(放射性炭素年代測定など)に限界があるということ。
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試料そのものが汚染されている・・・【特に炭素年代測定でいわれているのが、古い炭素を含む化石燃料を使った自動車の排気ガスを吸収した植物が、本来あり得ない時代を示す事があることである。状況判断は機械的に出来ず、関係者の恣意、バイアスが入る可能性を排除できない。】

【一万年以上前の部分は氷河期が終わって氷が溶けだし、氷に含まれた古い炭酸ガスが放出されたり、その水が空気中の炭酸ガスを吸収したりしていた筈で、その年代が特定できる事はない。 さらに、放射性炭素年代の整合性を見極める為に年輪年代とのクロスチェックが必要であるが、年輪を見る為の木材は5000年も経つと炭化してしまうから5000年以上前の木材による年輪年代もチェックは不可能である。したがって炭素年代法で一万年以上前、一万五千年とか一万六千年とか言っても信用する事が出来ない値と言う事になる。】
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また、その測定に当たっては、少なくても数種類の測定方法・熱ルミネッセンス法やフィッショントラック法などを同時に使い、かつ同一機材で日中の土器の測定を行わなければ、単純に比較は出来ないと思っています。

しかも、この調査は他の研究者による検証が一切なく、中国側の発表だけであり、その信憑性には疑いが大いに残ります




三つ目が、縄文文化が、中国最古の文化である長江文化などより数千年も古く、かつ質量とも、他文化の追随を許さないという事実。

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【中国を横断する長江】

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 岡村道雄・元文化庁主任文化財調査官は、日本列島の土器は中国のみならず「質量ともに世界の他の時代や地域のものとくらべても際立っている」と述べている。

現在、世界最古と考えられている土器の一つが、青森県大平山元(おおだいやまもと)遺跡から出土したもので、約1万6500年前。これは模様のない無文土器だが、約1万4500年前ごろには、粘土ひもをはりつけた「隆線文土器」が生まれ、全国に広がっている。

 世界の他の地域では、南アジア、西アジア、アフリカでの最古は約9千年前、ヨーロッパが約8500年前で、これらに比べると、飛び抜けて古い。
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中国が主張する世界最古の土器が出土した洞窟というのは、湖南省・玉蟾岩遺跡(ぎょくせんがんいせき)などのことでしょうが、これら長江文化の遺跡は、すべてその始まりが縄文文化より、ずっと後のことなのです。

つまり・・・縄文土器に酷似した土器や弥生式土器が、中国南部から出土している事実を考えれば、文化はどう考えても、縄文文化から長江文化へという流れなのです。

最古の土器は日中どちらかという議論はさておいても、大雑把なことを言えば、ユーラシア大陸から物理的に切り離された縄文時代の日本は、陸路より安全な海上交通網が北から南まで発達していて、日本人固有の遺伝子D2が証明するように人種的にも言語的にも文化的にも倭人として統合され、豊かな自然環境と人口密度の高い社会の中で、高度な文化が熟成され、それが後発の中国や朝鮮半島にも逆流したと考えた方が自然なのです。


余談・・・倭国が白村江(はくすきのえ)の戦い(663年・天智2年)で、 唐と新羅の連合軍と戦ったのは、単に百済の要請を受けたからという理由だけでなく、縄文時代から続く朝鮮半島南部への支配権を失いたくなかったというのが真の理由だろう。
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【白村江の戦い】


参考・・・縄文文化と長江文化の年代比較

【縄文時代】
紀元前16,000〜14,000年頃、沖縄県山下町第1洞穴、港川、ビンザアプ人。旧石器時代終末か縄文時代草創期の人類。沖縄県島尻郡具志頭村港川で人骨発見。

【長江文明の遺跡群】
玉蟾岩遺跡(ぎょくせんがんいせき)
湖南省道県。紀元前14000年? - 紀元前12000年? のものとされる。稲モミが見つかっているが、栽培したものかは確定できない。

湖南(フーナン)省道(ダオ)県白石寒(バイシーハン)村にある洞穴遺跡で、加速器質量分析法による測定から紀元前14000年〜紀元前12000年のものとされています。 加速器質量分析法(AMS:Accelerator Mass Spectrometry)とは放射性炭素(14C)年代測定法の感度・精度を追求した発展系で、重イオン用半導体検出器を用いることによって14Cをほとんどバックグラウンドなしで測定できるため年代の推定を更に正確にするものです

仙人洞・呂桶環遺跡(せんにんどう・ちょうとうかんいせき)
江西省万年県。紀元前12000年頃?。栽培した稲が見つかっており、それまで他から伝播してきたと考えられていた中国の農耕が中国独自でかつ最も古いものの一つだと確かめられた。

彭頭山文化(ほうとざんぶんか)
湖南省澧県彭頭山遺跡(澧はさんずいに豊)を代表とする。紀元前7000年? - 紀元前5000年?。散播農法が行われており、中国に於ける最古の水稲とされる。

河姆渡文化
浙江省余姚市河姆渡遺跡。紀元前5000年? - 紀元前4000年?下流域では最古の稲作。狩猟や漁労も合わせて行われ、ブタの家畜化なども行われた。


posted by かたばみ at 19:34| Comment(6) | TrackBack(0) | 偉大なる先人達 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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